レビュー

「Galaxy A54 5G」レビュー、トリプルカメラに美しいディスプレイ、コスパの高さを感じさせる一台をチェック

サムスンの最新ミッドレンジスマートフォン「Galaxy A54 5G」

 サムスンの最新ミッドレンジスマートフォン「Galaxy A54 5G」が、NTTドコモやKDDI(au、UQ mobile)の新機種として登場した。サムスンのスマートフォンというと、Galaxy Sシリーズや折りたたみのGalaxy Fold/Flipといったハイエンドに注目があつまるが、Aシリーズもコストパフォーマンスの高さで人気のモデルだ。

ガラス素材の背面にはトリプルカメラ

 「Galaxy A54 5G」の大きさは約76.7×158.2×8.2mmで、重さは約201g。本体の四隅の角が丸みを帯びた処理となっており、やさしい印象を受ける。本体背面はガラス素材で、背面左上にカメラが縦に並んだレイアウトとなっている。

  ちなみに本体カラーはオーサム バイオレット、オーサム グラファイト、オーサム ホワイトの3色をラインアップしているが、KDDIはオーサム ホワイトの取り扱いはない。

4隅が丸みを帯びたデザイン
3つのカメラが縦に並んだデザイン

約6.4インチディスプレイ

 ディスプレイは、約6.4インチ(1080×2340ドット)の有機ELパネルを採用。ピクセル密度は約403ppiとなる。実際にディスプレイを見てもドット感は感じられずキレイな表示だ。さらにリフレッシュレートは最大120Hzとなっており、画面のスクロールなども滑らか。

画面のスクロールはなめらか
リフレッシュレートは可変の「最適化」と60Hz固定の「標準」から選べる

 加えて前モデルの「Galaxy A53 5G」と比較して明るさが約25%アップしており、屋外の晴天下でもくっきりとした画面表示となっている。画面表示が暗いと動画などのコンテンツが楽しめないだけでなく、写真撮影などで不便を感じるためうれしい性能強化と言える。

 ちなみにGalaxyシリーズは、スマートフォンのなかでも文字のサイズをかなり大きく設定できる。老眼がはじまった筆者にも言えるが、いわゆる高齢者向けスマートフォンのUI(ユーザーインターフェイス)ではなく、通常のUIで文字が大きく表示できるのはありがたい。

文字を最大にした状態

指紋認証はディスプレイ内蔵型

 本体右側面には音量ボタンと電源ボタンが配置されている。

本体右側面

 指紋認証センサーはディスプレイ内蔵型。センサーの位置が画面下部なので、片手でグリップしてその親指で解除しようとするとやや苦しいが、センサーの精度自体は高く、正しい位置でタッチすればすぐにロックを解除できる。

指紋認証センサーはディスプレーにある
本体左側面
フレームも丸みを帯びていて持ちやすい

 本体上部にSIMスロット、本体下部にはType-C端子(USB 2.0)を装備。SIMスロットはピンで押し出すトレー式で、片面にnanoSIM、もう片面にmicroSDカードをセットできる。

 物理SIMは1枚のみで、eSIMとのデュアル運用に対応している。5Gの対応バンドはn1、n3、n28、n41、n77、n78、n79とサブ6のみでミリ波には非対応。また無線LANはWi-Fi 6まで対応している。

本体上部
本体上部にSIMトレーを装備
SIMトレーは両面を使うタイプ

 プロセッサーはサムスン製のExynos 1380。2.4GHz+2.0GHzのオクタコア仕様。メモリーは6GBで内蔵ストレージは128GBとなっている。実際に操作してみるとカクつくようなことはなく、アプリの切り替えやスクロールなどはスムーズ。ほかのプロセッサーメーカーのミッドレンジと遜色ない性能と言える。

本体のストレージは128GBでシステムが約25.14GBを使用

 バッテリーは5000mAhで、ワイヤレス充電には非対応なものの、有線で最大25Wの急速充電に対応している。

 テストとしてディスプレイを最大輝度にし、YouTubeアプリで4K動画をWi-Fi接続で再生し続けたところ、約10時間57分、連続で再生できた。ほかのスマートフォンと比較してかなりの好成績で、ディスプレイの制御などバッテリー消費に関してスマートな管理が行えているようだ。

 本体スピーカーは、ディスプレイ上下に配置されており、横位置での使用時はステレオスピーカーとなる。さらにDolby Atmosに対応しており、本体だけでも十分な音量とクオリティーで動画コンテンツやゲームなどが楽しめる。ただし本体にイヤホンジャックはなく、有線イヤホンを使う場合はアダプターが必要だ。

横位置でのステレオスピーカーとなる

広角・超広角・マクロの3眼カメラ

 カメラは、背面がメインの広角カメラ(約50メガピクセル、F/1.8) と、超広角カメラ(約12メガピクセル、F/2.2)、マクロカメラ(約5メガピクセル、F/2.4)の組み合わせ。

背面カメラは広角と超広角、マクロのトリプル仕様

 メインカメラのセンサーサイズは1/1.56とミッドレンジとしては大型のものが採用されている。

 前モデルから有効画素数は減っている(64メガピクセル→50メガピクセル)ものの、センサーが大きくなっているぶん明暗差などをしっかりと取り込めるようになっている。

 また、インカメラは32メガピクセルでF/2.2という仕様だ。

インカメラは32メガピクセル

 以下は「Galaxy A54 5G」で撮影した作例。いずれもレンズを向けたらそのまま撮影して、明るさやピントは調節していない。ちなみにメインカメラは50メガピクセルだが、ピクセルビニングで書き出される写真は4080×3060ドットと約12メガピクセル相当となっている。

等倍(広角)で撮影(4080×3060/約3.77MB)
デジタルズーム2倍で撮影(4080×3060/約3.74MB)
デジタルズーム4倍で撮影(4080×3060/約2.89MB)
デジタルズーム最大の10倍で撮影(4080×3060/約1.94MB)
超広角で撮影(4000×3000/約2.96MB)
マクロカメラで撮影(2576×1932/約1.65B)
メインカメラを使い中央で最大寄れるところまで近づけて撮影(4080×3060/約3.66MB)
料理をマクロカメラで撮影(2576×1932/約1.63MB)
メインカメラでピントが合う距離で撮影(4080×3060/約3.59MB)
夜景モードで等倍(広角)で撮影(4080×3060/約5.09MB)
夜景モードで2倍で撮影(4080×3060/約3.67MB)
夜景モードで超広角で撮影(4000×3000/約4.7MB)
背面メインカメラでポートレートモード撮影(4080×3060/約9.05MB)
インカメラで標準画角でのポートレート撮影(3264×2448/約3.16MB)
インカメラで広角でのポートレート撮影(4000×3000/約4.65MB)

 Galaxyシリーズは、カメラ関連の機能も豊富。たとえば特に編集機能では、映り込んでしまった人物や影を削除するといった流行の機能を数モデル前から搭載しており、「Galaxy A54 5G」でももちろん搭載。スマートフォンのカメラで撮るだけでなく、さらに楽しめるようになっている。

映り込んだ人物を消去する機能
影を消去する機能
キャラクターを合成した動画撮影も可能

 そのほか、おサイフケータイにも対応しており、モバイルSuicaなども利用可能。防水はIPX5/IPX8、防塵はIP6Xなので、明るいディスプレイと相まってアウトドアでもガンガン使いたいスマートフォンに仕上がっている。